ONLY YOU~年の差結婚の秘密~

敦司side-

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私は母上の夢を見ていた…



母上は私が苺のケーキを好きだと言えば…毎年…私の誕生日には苺のケーキを焼いてくれた。



「…私はもう…17歳だし…苺のケーキは…」


「だって…敦司が好きだって言うから…」


「・・・」



白いフリフリのエプロンを着けてる母上。


母上の普段の華のような匂いにケーキの甘い匂いが加わる。



「…おいおい!?兄貴…幾つなの?」



「あ…苺のケーキだ!!」


12歳の佑介は私をからかい、9歳の千歳はケーキのクリームを指先につけて味見した。



「おいっ!?千歳!!汚いコトすんな!!」



「ちょっとくらいいいじゃん…」

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