ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
「…ゴメン…陽那」



私は陽那を黙って抱き締めた。


ふわり飛び込んでくる…


陽那の匂い。


陽那の温もり。



「私の愛してるのはお前だけだ…」



「敦司…さん」



真実を知っても…手離せない…この彼女の存在。




私を絶望の深淵から救った…一人の少女。



薄氷のようなこの幸せ…


いつ壊れるかもしれない…この二人の結婚生活に…



私は…幾多の星のように輝く愛を感じていた。



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