ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
「敦司さん…痛いです…」




「ん、あ…すまない…」



ついキモチが高ぶって力強く…細い陽那を抱き締めてしまった。

私は腕の拘束を緩めて間近に陽那と顔を合わせる。


「…あーあー…なんか…見せつけられて…気分が悪い…」


「そうだな…」


尚也と千歳はリビングを出てしまった…



「敦司さん…目が少し赤い気がしますけど…」



「いや…ゴミが入っただけだ…」



「両目にですか?」



「まぁな…」




お前とずっと一緒に居たいなら…


私は真実を隠し通すしかない…








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