ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
「…お前には知られたくなかった…」



涙混じりの敦司さんの声が真実だと…知らしめる。




お義父様は罪を償う為に…私の誕生日にプレゼントを贈り続けた…



「…敦司さんはすべてを知ってて…私と結婚したんですか?」



「違う…真実を知ったのは1ヵ月前だ…」



「敦司さんは…私に隠して…」



「私はお前とずっと…一緒に居たかったんだ…」



「・・・ゴメンなさい…今は何も考えられません…一人にして下さい」



私は愛してるはずの…敦司さんすらも拒絶した。



「…判った…」



敦司さんは肩を落としてフラフラとした足取りで病室を出た。



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