不滅のLIAR!
「あー、そうだな。そろそろ行くわ」


せっかく仲直り出来たし本当はこのまま一緒にいたいけど、朝5時からの仕事がキツイのも確か。


リンの部屋から俺が働く牧場の寮までは車で50分はかかる。


帰り支度はテーブルに置いてた車の鍵を持つだけで、呆気なく終わってしまった。


「……煙草一本吸ったら行くよ」


その言葉にリンが嬉しそうにニッコリ笑った。


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