不滅のLIAR!
今にも別れ話を切り出されるんじゃないかとビクつきながら、俺はリンの様子を横目で必死にチラ見してみる。


どうしよう!どうしたら仲直りが出来る!?


そんな事をぐるぐる考えてるうちに、俯いたリンがグスッと鼻をすすった。


え!?泣いちゃった!?


いよいよテンパってきた俺は、尻が痛くなってきてた体育座りを解除して、テーブルの横でピクリとも動かないリンにおずおずと近付いた。


「リン、ごめん。嫌な思いさせちゃって」


リンの正面で両膝を床に着き、片膝を立てて座るリンの左肩にそっと手を置こうとした瞬間。


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