不滅のLIAR!
「触んな」


普段からあまり高くはないリンの声が、物凄く低い。


……え?今、なんと?


一瞬リンの言葉を理解しかねて、俺はそのまま手を止められず左肩に触ってしまった。


バシン!


「気安く触んなっつってんだよ!」


ひいぃぃー!!ブチ切れたあぁー!!


手を叩き落とされ一喝された俺は、心の中で誰にも聞かれたくない黄色い悲鳴を上げた。


もう駄目だー!謝罪の言葉以外は全て砂と化して吹き飛んだー!


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