心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
「呑気だなあ。


さっきからあれだけ、緊急事態だって教えてあげてるのに。


可及的速やかに心を入れ替えなきゃ、ほんっとーに、やばいんだよ?」






「うぅ………。


重々承知しております…………」







カナタは溜め息を吐き出した。




そして、頬杖をついて、あたしを真っ直ぐに見つめてくる。







「なに?」






「みーちゃん。


どうしても補習が嫌なら、これから毎日、僕の家で缶詰めで勉強したほうがいいんじゃない?」







「えっ!!??


い、いいのっ!!??」








あたしは思わず立ち上がってしまった。







「は?


当たり前だよ。


僕は昔から、みーちゃんの専属家庭教師なんだから」






「………ほんとに、いいの?」







だって、カナタ、彼女いるのに。



そんなにあたしに時間割いてくれて、いいわけ?




しかもカナタの部屋で二人きりとか。





それって、あたし、さすがに非常識じゃないかなぁ?





< 264 / 600 >

この作品をシェア

pagetop