心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
……………あ。




でも。





毎日一緒に加賀さんと帰るって約束してるのに。






どうしよう。





うーん、と悩んでいると、教室のドアがガラガラと開いた。






「あれっ?


椎名と、冴木さん?



なにしてんのー、こんな時間まで」






同じクラスで、サッカー部の安田くんだった。


泥まみれの練習着のままで、ずかずかと教室の中に入ってくる。






「いや、ちょっと、カナタに勉強教えてもらってたんだ。


あたし、期末テスト危機的だからさぁ」






「あはは、そっか。


冴木さん、いっつも授業中ぼーっとしてるもんね〜」






「失礼だなぁ……。


ま、本当のことだから反論しないけど。



安田くんこそ、どうしたのこんな時間に」






「いや、ちょっと忘れ物しちゃって」






「ふぅん……」








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