心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
みーちゃんは僕の背後に身を隠して、カガの様子を窺っている。





もはや、自分でこの状況を何とかするつもりはないらしい。





まったく、困ったものだ。




相手の見極めもせずに、軽い気持ちで男と付き合ったりして、結局こうして如何ともしがたい困難な状況に至っているのだから、自業自得である。






それでも助け舟を出さずにいられない僕は、本当にみーちゃんには甘い。





こんな甘やかし方は、みーちゃんの成長のためにも良くないことだとは思うが、放っておけないから仕方がない。






僕は決意を固めた。





もはや、カガに遠慮をする必要などない。





強迫したり怯えさせたりと、みーちゃんにとってマイナスにしかならないのであれば、僕はそれを強制的に排除することも厭わない。








「ーーーーー加賀先輩。



もう、やめにしましょうよ。



諦めてください」







「………は?」








カガが睨み殺そうとでもいうように見返してくる。







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