心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
裏庭での恐怖体験を思い出して、あたしは思わず全身が硬直し、足が竦んでしまう。






逃げ出そうと思えば、逃げられたんだろうけど………。





情けないことにあたしは、それさえできずに、ただ固まっていた。







「あの、なんですか、話って………」







じいっと見つめてくる加賀さんの視線に耐えきれず、あたしはそう訊いた。





加賀さんはごくりと咽喉を鳴らした。







「………なぁ、みゆ。


俺、別れたくないよ。



頭に血が昇って、あんなこと言っちゃったけど、やっぱり俺、みゆのこと好きなんだ。



浮気のことは大目に見るよ、がんばって二人でやり直そう」







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