心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
加賀さんは、うつろに開いたままの目で、あたしを見てきた。




でも、なんだか焦点が合っていないように感じられる。







「みゆ、本気で言ってんのか………?」








冷たくて、乾いた声だった。








「………本気、です。


もうこれ以上、無理だと思います……」








あたしは、今の自分なりの考えを、なんとか口に出した。








「―――――ふざ、けんなっ!!」







突然、加賀さんが怒鳴った。





地下通路には、何人かの人が歩いている。





それまで、ちらちらをあたしたちの方を見て見ぬふりをしていたけど、加賀さんの大声に、驚いたように顔をこっちに向けてきた。







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