心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
「うそだって言えよ、みゆ。


別れるなんて、本気で言ったんじゃないんだろ?



俺の気持ち、確かめようとしたんだよな?



俺は、別れるつもりなんてないから。


やっと手に入れたのに、手離すわけないだろ………?」








加賀さんはそう言いながら、顔を近づけてきた。





荒い呼吸の音が聞こえて、首筋にぞくりと鳥肌が立った。







ーーーこわい。





気持ち悪い。








「やめて………」








心から拒絶したかったのに、情けないことに、あたしの声は小さく掠れていて、今にも消えそうで、泣きそうだった。







あたしは身をのけぞらせて、背中から頭までぴったりと後ろの壁に押し付けた。







それでも加賀さんがぎりぎりと近付いてくる。






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