心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
あたしは、自分の指先が細かく震えているのに気がついた。





膝も、がくがくと震えていて、立っているのがやっとだ。








………やだ。




いやだ。






こわい。









加賀さんに掴まれている腕をなんとか離そうと、身じろぎしてみたけど、力が入らなかった。





加賀さんは今度は顔中を真っ赤に染めて、怒りの形相であたしに迫ってきた。







「うそだろ」







すごく、低い声だった。






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