心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
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家に帰ってご飯を食べ終わって、リビングでテレビを見ていると。
キッチンで晩ご飯の片付けしていたお母さんが、「そういえばねぇ、美遊」と声をかけてきた。
「なにー、お母さん」
あたしはテレビ画面を見たまま答える。
「今日ねぇ、あんたに電話があったのよ」
電話、と聞いてあたしの心臓が跳ねる。
何気ない声音を心がけて、お母さんに訊ねる。
「………へぇ、電話?
いつ? 誰から?」
「あんたが帰ってくるちょっと前。
F高の男の子からよ。
なんて言ってたかなぁ、加賀くん、だったかなぁ」
お母さんはあっけらかんと言った。
「伝言しときましょうかって言ったけど、いないならいいですって」
「………ふぅん……」