心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
「あ、そういえば、美遊ちゃん」




「はい?」




「美遊ちゃんって、ぶどう、好き?」





おばさんがそう訊いてきた。



あたしは首を傾げつつも答える。





「え? ぶどうですか? 好きですよ〜」




「あ、じゃあ、ちょうどよかった。

貰いものなんだけどね、ぶどうあるから、食べてって」





おばさんがにっこりと笑った。




あたしは思わず声を高めてしまう。





「えぇっ、いいんですか!?

やったあ〜、ありがとうございます!」





何を隠そう、あたしはぶどうが大好物なのだ。



いやぁ、おつかいした甲斐があった!





「あたし、今年初ぶどうです〜!

いやぁ、もう秋ですねぇ」




「そうねぇ、もう秋ねえ。

まだまだ暑いけどね」




「そうですよねぇ、早く涼しくなってほしいなぁ」





おばさんは大粒のぶどうを一房、洗って皿に盛ってくれた。





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