心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
あたしは、隣に並んで歩くカナタの顔をそっと見上げた。







………あれ?







「ねぇ、カナタ」





「ん?」






カナタがちらりとあたしを見下ろす。






「ね、もしかして、また背ぇ伸びた?」






ふと感じたことを、訊いてみた。





だって、カナタの顔。




あたしの目線より、ずっと上だ。






あたしの頭のてっぺんが、カナタの鎖骨のあたりに届くか、届かないかくらい。







「………あぁ、そうだね。



夏休みの間に、けっこう伸びたから」






「へぇっ、そうだったの?


毎日見てたから、気づかなかった。



で、いま、何センチあるの?」







「186」








…………でかっ!







「伸びすぎっ!!


そんなに大きくなって、一体どーするつもりっ!?」







「別にどーするつもりもないけど。


まぁ、古い本屋さんの高い本棚でも困らないってのは便利だよね」








そこかい。






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