心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
それにしても。





まさか、まさかですよ。







…………あたしって。




カナタのこと、好きだったんだ。








「全然、自覚してなかった…………」








あたしは思わず独りごとのように言ってしまう。





カナタがくすりと笑ったのが聞こえた。







「そりゃ、そうだよ。



どう考えても、どこからどう見ても。


みーちゃんは僕のこと大好きだよ。



いいかげん、素直に認めなよ。



みーちゃんは、僕中毒なんだよ」








…………うん。




そうだね。






あたしは、カナタ中毒だ。






だって、物心ついたときから、あたしたちは、ずーっと一緒にいたんだもん。






しかも、カナタって、毒性つよいし。






好きとかどうとか、そういうこと、考える以前のレベルで。







ーーーーー中毒だ。






そう自覚したら、ものすごーく、さっぱりした。






なんでこんなこと、分からなかったんだろう?




だって、あたしは、カナタがいなきゃだめだ。







「そうだよ。


みーちゃんは、僕じゃなきゃダメだよ。



僕がいなきゃ、生きていけないよ」







あっ。




また心読みやがったなっ!!






< 597 / 600 >

この作品をシェア

pagetop