やさしい手のひら・中編【完結】
久しぶりのキスのせいか、お互い恥ずかしくなった。多分私の顔は恥ずかしさでいっぱいで真っ赤だろう

「私行かないと…優香が待ってる」

「亜美」

「うん?」

「もう俺達離れねぇよな?」

私は決意した

「うん」

飛びっきりの笑顔で返事をした

「携帯変わってない?」

「変わってないよ」

「電話するから」

「うん」

私は繋いでいた手を解き、

「じゃ、またね」

「亜美」

また手を繋がれ

「なんかあったらすぐ電話して」

うん、と頷き私は健太の所から出た

優香に悪いことをしてしまい、急いで優香を探した

優香は一人で待っていた

「優香ごめんね」

「ううん。ちゃんと話せた?」

「うん。ほんとにごめんね」

「亜美、ちゃんと教えてね」

優香に言われ、今までのことを優香に打ち明けよう、そう決めた

「私のとこに泊りに来ない?」

「いいの?」

「うん」

私と優香はクラブを出てタクシーに乗り、優香の家に向かった
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