やさしい手のひら・中編【完結】
優香のうちの玄関先で
「勝手に入っちゃって」
優香に言われた通り勝手に入って行った
「うわぁ、かわいい」
「ウフフ」
赤と白の物ばかりで、それがとてもセンスが良く、ほんとにかわいい部屋だった
「さて、話でも聞こうかな」
優香はテーブルの前に座り、紅茶をいれながら私に言った
どこから話していいのか、頭の中で整理をしながら紅茶を入れてくれている優香の手を見ていた
「出会いは?」
「健太との出会いは…」
一時間ぐらい私は健太と凌のことを話した
「そっか、今日やっと会えたんだね」
「うん…」
「今の彼氏もいい人っぽいけど、亜美がずっと気持ちを隠して健太くんを思っていたなら、やっぱり健太くんに戻るべきじゃない?彼氏もかわいそうだけど、騙され続けてる方がもっとかわいそうだよ」
「うん…」
私はちゃんと今日のことを凌に言えるのだろうか。凌の顔を見てしまうと言えなくなってしまうような気がした
「健太くん、別れてから2年も亜美を忘れないでいたんだね。なんかすごいよ。だからあんないい曲作れるんだねぇ」
「私、東京に来てからの歌聞いてないんだよね」
「マジ?あんたひどい奴だわ」
優香は笑いながら私に冗談で言った
「だって聞いたら思い出しちゃうじゃん」
「そっか、そうだよね」
「なんか私さ、さっきの2人見てね、うらやましかった。健太くんの思う気持ちと亜美の思う気持ちが見てわかったんだ。思い合ってるんだなってね」
「なんか恥ずかしい」
「私、Blacksの健太くんに会ったんだぁ。感動!」
「誰にも言わないでね」
「わかってるよ。亜美達を壊すようなことはしないから。でも、まず彼氏だね」
「うん…」
凌のことを考えると、私はひどいことをしているんだ
別れないと言われたら、私はどうすればいいのだろう
「勝手に入っちゃって」
優香に言われた通り勝手に入って行った
「うわぁ、かわいい」
「ウフフ」
赤と白の物ばかりで、それがとてもセンスが良く、ほんとにかわいい部屋だった
「さて、話でも聞こうかな」
優香はテーブルの前に座り、紅茶をいれながら私に言った
どこから話していいのか、頭の中で整理をしながら紅茶を入れてくれている優香の手を見ていた
「出会いは?」
「健太との出会いは…」
一時間ぐらい私は健太と凌のことを話した
「そっか、今日やっと会えたんだね」
「うん…」
「今の彼氏もいい人っぽいけど、亜美がずっと気持ちを隠して健太くんを思っていたなら、やっぱり健太くんに戻るべきじゃない?彼氏もかわいそうだけど、騙され続けてる方がもっとかわいそうだよ」
「うん…」
私はちゃんと今日のことを凌に言えるのだろうか。凌の顔を見てしまうと言えなくなってしまうような気がした
「健太くん、別れてから2年も亜美を忘れないでいたんだね。なんかすごいよ。だからあんないい曲作れるんだねぇ」
「私、東京に来てからの歌聞いてないんだよね」
「マジ?あんたひどい奴だわ」
優香は笑いながら私に冗談で言った
「だって聞いたら思い出しちゃうじゃん」
「そっか、そうだよね」
「なんか私さ、さっきの2人見てね、うらやましかった。健太くんの思う気持ちと亜美の思う気持ちが見てわかったんだ。思い合ってるんだなってね」
「なんか恥ずかしい」
「私、Blacksの健太くんに会ったんだぁ。感動!」
「誰にも言わないでね」
「わかってるよ。亜美達を壊すようなことはしないから。でも、まず彼氏だね」
「うん…」
凌のことを考えると、私はひどいことをしているんだ
別れないと言われたら、私はどうすればいいのだろう