桜〜新選組と1人の少女の物語〜



「う、うん。僕のことは気にしないで。



ほら、口開けて?」


自分に寄りかかった状態のさくらにおかゆをあげる。


「んっ…。…おいしー」



それから半分ぐらいは食べた。


「半分も食べれたなら大丈夫だね。よかった。」


「っくしゅ…」


ブルっと震えた。



寒いかも……。


「寒い?」


「あ…ちょっとだけ……」



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