Colors of Heart ~7色のハート~
ゴメン、ゴメンと言いながら、ぺろりと舌を出す。
「まぁ、私の意見としては・・・奈々からお願いしてみたら?」
「えーっ!絶対、ヤダ!!」
思い切り嫌な顔をして、全否定した。
「何でよ?」「カッコ悪いじゃん」「・・・くだらない」義男はそう言ってため息を吐く。
「鳩羽くんが奈々を大好きなのは、私から見ても絶対なの。だから、安心してお願いしてみなさい。いつまでもタカビー気取ってるなって言ってんの。何もしなくても男は寄ってくるみたいな考えやめなさい。鳩羽くんとこれからも一緒にいたいんでしょ?」
それはそうだけど、うんと頷く。
「だったら、奈々から言ってみなさいよ。それとも、鳩羽くんが押し倒してくるのを待ってるの?そんなに欲求不満なのに?」
「・・・欲求不満って言わないでよ。義男だって、大輔の想像して喜んでる変態じゃん?」
「だから違うってば、まぁ、奈々お得意の嫌味が出たら、たぶん大丈夫ね」義男がふっと笑う。
「あ、ねぇ、お願いがあるんだけど、いい?」
「何よ?」ときょとんとした表情の義男に笑顔で訊ねた。
「へぇ、いい所じゃない」
数日後、大輔が帰宅する週末。
私は新居に義男を招待した。
おじゃましま~すと上がるなり、部屋をキョロキョロと物色する。