Colors of Heart ~7色のハート~
「なんか、奈々色に染まってるわね、この部屋も」
「そうかな?」
「うん、家具は籐とか麻とか天然素材が多いし、ベッドカバーもカーテンもラグも奈々のテーマカラーの瑠璃色ばりばりだし。モンステラとか南国系の植物もあるし」
窓際に置かれた大きな観葉植物を指差す。
それは大輔の家から持って来たんだけど。
「別に合わせてるワケじゃなくて、一緒にIK○Aに行っても、大輔がこれ良くない?って言うの私もいいなって思って」
新たに買い足した家具もベッドカバーもカーテンも2人の意見が違ってケンカになるなんてことはなかったな。
大輔が無理して私に合わせてるワケでもないと思うし。
「じゃあ、2人は趣味が合うのね。もぅ、ノロケはいいから、早速、夕ご飯の準備をしましょう」
伸びをして、立ち上がる。
今日、義男をここに呼んだ理由____大輔のために料理に挑戦するのだ。
「鳩羽くんって何が好きなの?」
「肉?」
「ざっくりした答えね。もっとないの?肉の中でもハンバーグとか豚の生姜焼きとか」
「どっちも好きだと思うけど」
義男に料理の先生をお願いした時のことだ。
呆れた顔で私を見る。