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「まじで。嬉しいなぁ~、そら。」


そう言うとつよしは左手でわたしの肩を抱いた。


初めて触れられたわたし。

男の人に女やって扱いされたの初めてやもん。

すごく緊張して手に汗をかいたのがわかった。


抱き寄せられ、シートのギリギリ右に座り頭をつよしの肩に乗せされた。


心臓の音、聞こえるかもしれん。

そのくらい早く動いてた。

何も言わないわたしにつよしは少し笑った。



「けいこ、緊張しとるやろ。」


そう言って。


「し、してないよ!!」


あわてて言うからどもってしもた。

緊張してますって言うとるようなもん。



「かわええなぁ。」


そう言ってわたしの髪を撫でた。


そして車は山を下り始めた。


もうあたりも暗くなったしおなかもすいた。



「飯、焼肉でええ?俺肉食いたいねん。」


そう言うつよしにわたしは


「ええよ。」


ってもちろん答えた。



もうつよしに寄り添ってるのにも慣れた。

ずっとこのままおりたかった。
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