美しいけど冷淡な貴方へ送る花


彼はまた溜め息を吐いて、
無言で私に傘を持つように促してきた。


彼は肩でケータイを挟み、
左手には傘
右手には私の腕を掴んでいる。



私の腕を離せばいいだろう、と
目で返してやれば

「いいから持てよ。」


と、小声で返された。



私は仕方なく捕まれていない方の左手に傘を持った。




異様な光景だ。



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