片想い協力者は無愛想ヤンキー!?
『分かってるよ!自分が何も出来なくて情ないことも、ただ見てることしか出来ないことも!!』
そう言って涙が出てくる。
『だったら…今、行動しなさいよ。自分の気持ち伝えればいいでしょ!?それでもダメだったなら私が何日でも慰めてやるわよ!!』
そう言ってカバンをもたされて背中を、押された。
『空…』
空は笑顔で『いってらっしゃい!!結果はメールで教えてね!』と言った。
…ありがとう、空。
私は安達君に《裏庭に来てください。待ってます。》とメールを送信した。
来るかな…。
裏庭に着いて、ベンチに座る。
メール…見てくれたかな?
来てくれるかな?
そんな事をずっと考えていた。
メールを送って随分とたった。
空は雲行きが怪しくて今にも雨が降りそうだ。
『はぁー…寒いなぁ…』
自分で体を抱き締めてさする。
安達君…こないのかな…。