片想い協力者は無愛想ヤンキー!?



そこで七瀬君はお腹を抱えて笑いだした。


私と安達君はビックリした顔で七瀬君を見る。



『あー…瑠樹さいこー!!お前、騙されてんだよ!!』


そう言うと七瀬君は全てを説明した。




説明を終えた後の安達君は真っ赤な顔でワナワナと震えた。

『…てめぇ…!!騙したな!!』



『騙される方が悪いんだよ~ん!!』



安達君に『アッカンベー!!』として七瀬君な公園から走り去った。



…子供か!!



安達君は溜め息をはいて私の隣に座った。




『…ありえねぇ。』


『すいません。』



もう!!


七瀬君なんで逃げるのさ!!


安達君怒ったら恐いのにー!!




すると安達君は私の頬を触って『ホントに何もされてねぇのか?』と聞いてきた。



そんなに心配してくれたんだ…。


私はなんとも言えない気持ちになった。



『……大丈夫だよ』




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