Taste of Love【完】
「だけど、風香ちゃんには連絡しなかった。それで三栖君に……」
伏せていた目を上げて、由利は風香をまっすぐ見た。
「三栖君に風香が『番号教えちゃダメだ』って言ったって伝えたの」
「ど、どうして? 私何も知らないよ。その話」
「今まで黙っててごめんね。私もあの時三栖君のこと好きだったの。仲のいい風香ちゃんがずっとうらやましかった」
眉を下げて謝ってはいるが、風香には衝撃が大きい。
「風香ちゃんと三栖君がダメになったからって、私と彼がどうにかなるってことないのに……本当に最低なことしてごめんなさい」
由利は深く頭を下げていた。
今日までずっと心のどこかで由利も罪悪感にさいなまれていたのだろう。でなければ、わざわざ風香に謝ったりはしない。
「大丈夫だよ、昔のことだし。気にしないでよ」
努めて明るく風香は言った。
(そう、もう昔終わってしまったこと、終わったことよ)
頭を下げる由利の腕をポンポンと叩いて、顔を上げた由利に笑顔を見せた。
「それよりも、元気な赤ちゃん産んでよ。報告楽しみに待ってる!」
そう告げると、ようやく由利も笑みを浮かべ「うん」と返事を返してくれた。
伏せていた目を上げて、由利は風香をまっすぐ見た。
「三栖君に風香が『番号教えちゃダメだ』って言ったって伝えたの」
「ど、どうして? 私何も知らないよ。その話」
「今まで黙っててごめんね。私もあの時三栖君のこと好きだったの。仲のいい風香ちゃんがずっとうらやましかった」
眉を下げて謝ってはいるが、風香には衝撃が大きい。
「風香ちゃんと三栖君がダメになったからって、私と彼がどうにかなるってことないのに……本当に最低なことしてごめんなさい」
由利は深く頭を下げていた。
今日までずっと心のどこかで由利も罪悪感にさいなまれていたのだろう。でなければ、わざわざ風香に謝ったりはしない。
「大丈夫だよ、昔のことだし。気にしないでよ」
努めて明るく風香は言った。
(そう、もう昔終わってしまったこと、終わったことよ)
頭を下げる由利の腕をポンポンと叩いて、顔を上げた由利に笑顔を見せた。
「それよりも、元気な赤ちゃん産んでよ。報告楽しみに待ってる!」
そう告げると、ようやく由利も笑みを浮かべ「うん」と返事を返してくれた。