恋愛心工事中。


―――――
――――
―……


「………はぁ」


金曜日。
明日が水泳大会へと
迫った今日この日。




夏の明るい暑い日差しに
雲一つ無い真っ青な空

暑いけれど
太陽の光が眩しくて
空が綺麗だ


バス停まで歩く道


公園にもえる緑

誰かに育てられた
大きな向日葵






よくよく見れば
凄く素敵だけれど

今のあたしには
素敵だと感じる余裕が無い




日焼け止めの匂いが
鼻につく

息がしづらい



長いウェーブした黒髪が
太陽に当たって暑い


…………………




俯きながら歩くと
また涙が出そう






朝、起きたら
あたし、泣いてた


夢をまた見た





空港のゲートの向こう側

大きな鞄を持った
金髪の後ろ姿



名前を呼んでも
振り返ってくれない

行こうとしたら
止められる




……決めたのに

やっぱりまだ
心から離れない




眉間にシワが寄ってることに気付いて、頬を軽く叩いた。

……ダメダメっ!




こんなんじゃダメ
もう忘れるんだ


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