メガネクラス ~0組の僕ら~
「ん?あっ野乃からメール来てる!!」
四葉がスマホの画面を見ながら言った。
「何ッ!?」
この時はまだ里菜が貴広に罵声を浴びせている途中だった。
「うっ…足が…
足がしびれたぁぁぁぁぁぁッ!!!」
貴広はずっと土下座をしていたので、どうやら足がしびれてしまったようだ。
里菜はそんな貴広を無視して、四葉に聞いた。
「で、で?何て?」
「えーっと…
“今、アジトみたいなところから脱出した。
そんで今、フラフラというか、何をすればいいのか分からん”って」
四葉は苦笑いしながら言った。
「何て打とうか?」
「うーむ…。じゃ、
“今どこにいる?”って打って」
「了解!
…ポチ、ポチ、ポチっとな!
はい、送信かんりょ…
うわッ」
「ど、どうした!?」