時の彼方に君がいた
放課後、僕は部活を休み
水野の『相談』とやらを聞くために
学校のすぐ近くにある公園に一緒に行った。
幸い天気はくもりで
照りつける太陽は隠れている。
敷地の広い公園で
なかなか立派なアスレチックとブランコがあり、
小学生くらいの子たちが遊んでいる。
砂場では幼稚園かそれよりもっと小さいくらいの男の子が
母親らしき女性にかわいい笑顔を向けていた。
僕はどんよりとした空の下の和やかな光景に、
「織姫さまと彦星さまの邂逅の場所には向かないかな」
と皮肉っぽい口調で呟いた。
「え、何?」
気まずさからか一言もしゃべらずに
隣を歩いていた水野が首をかしげた。
「んー、なんでもないよ」
適当に笑って誤魔化して
僕は色がついてタイヤが並んでいる
公園の端を指差した。
「あそこ座ろうよ。遊具っぽいけど、誰も使ってないし。」
「……スカート汚れるよ、いいの」
水野があきれたような苦笑を漏らした。
「ああ、うん。かまわないよ……わたしはね」
タイヤの上に腰をおろして落ち着くと
水野は開口一番、僕に謝った。
「ごめんな、部活大丈夫なのか」
「大丈夫だよ、昼休みに今日は休みますって先輩に言っといたから」
活動をするか否かは自由だが心配させてはいけないと思い、
三年の教室に伝えに行くと杏子先輩は純粋に驚いた顔をしていた。
僕が部活を休むことなど、まず今までなかったから。
水野の『相談』とやらを聞くために
学校のすぐ近くにある公園に一緒に行った。
幸い天気はくもりで
照りつける太陽は隠れている。
敷地の広い公園で
なかなか立派なアスレチックとブランコがあり、
小学生くらいの子たちが遊んでいる。
砂場では幼稚園かそれよりもっと小さいくらいの男の子が
母親らしき女性にかわいい笑顔を向けていた。
僕はどんよりとした空の下の和やかな光景に、
「織姫さまと彦星さまの邂逅の場所には向かないかな」
と皮肉っぽい口調で呟いた。
「え、何?」
気まずさからか一言もしゃべらずに
隣を歩いていた水野が首をかしげた。
「んー、なんでもないよ」
適当に笑って誤魔化して
僕は色がついてタイヤが並んでいる
公園の端を指差した。
「あそこ座ろうよ。遊具っぽいけど、誰も使ってないし。」
「……スカート汚れるよ、いいの」
水野があきれたような苦笑を漏らした。
「ああ、うん。かまわないよ……わたしはね」
タイヤの上に腰をおろして落ち着くと
水野は開口一番、僕に謝った。
「ごめんな、部活大丈夫なのか」
「大丈夫だよ、昼休みに今日は休みますって先輩に言っといたから」
活動をするか否かは自由だが心配させてはいけないと思い、
三年の教室に伝えに行くと杏子先輩は純粋に驚いた顔をしていた。
僕が部活を休むことなど、まず今までなかったから。