先輩!ダメですよ!?


私は張り切ってしまって、朝早くに学校に行ってしまった。





帰るのは、放課後なのに・・・と思いつつ教室に入ろうとした。





その瞬間、「おまえぶっちゃけ、陽麻とどうなんだ?」






男子の声が教室に響いた。





教室を覗いてみると、そこには男子三人と光輝がいた。






私はなんて答えるか、不安で心を覆われた。






「ん?遊びにきまってんだろ?」





「あんな奴、本気で好きになるわけねぇだろ?」





「うわぁ~・・・お前最低だな。」






みんながゲラゲラ笑う。



私の頬を涙がつ~っと通った。聞かなければよかった・・・聞かなければ。



胸が張り裂けそうなくらい、痛い。

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