出会い2 金曜日

朝だ。メールが一件。
来ているのは朝の3時だ。
『こんばんは!おはようございますかな?
遅くにすいません…
私は匡馬麻由理って言います、
よろしくお願いします!』
麻由理ちゃんか。どんな子なんだろう。
椎名と一緒にいる子だったら、元気な子なのかな?

私は、そのときあんな感情を抱いていることを知らなかった。

返信すると、30分後に返信が来た。
『遅れてごめんなさい!寝てしまって…
恵那さんは隣の中学なんですよね?』
そうだ。
椎名たちは北で、私は北の隣の中学校だ。
『そうだよ!
私も北に行きたかったなぁ…』
返ってきた。さっきに比べてだいぶ早い。
『恵那さんが北に来てくれたら楽しいと思います!来て欲しいです!!』
メールを重ねる度、麻由理ちゃんが楽しそうに見えてきた。
『私のことは恵那って呼んでくれていいよ!
あと、同級生だしタメ口でっ!
麻由理ちゃんは何て呼んだらいいかな?』
私自身も麻由理ちゃんとのメールが楽しい。
『じゃあいきなり呼び捨ては難しいので、えなちんで!
私はなんでもいいよ!』
まゆり、かあ…
『まゆちゃん、とか?(笑)』
送信しちゃったあああ…
まゆちゃんは変だよねネーミングセンスなさすぎな自分に絶望…
『!
まゆちゃん!いいね!
よろしくね!えなちん!』

椎名からだ。
『ういういうーいっ!
みんなからメールきたかな?
みんな個性的で面白いから絶対恵那、仲良くなれるよ!』
ならいいけど…

とうとう明日は会う日だ。
早く明日になあれ。
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