【短編】弟はキューピッド!?
「ほんと?」
ずっと言ってほしかった言葉が、こんなに近くで聴けるなんて。
信じられなくて、つい問いかえしてしまった。
勇太はわたしの顔を見て、目をぱちくりさせた。
「嘘なわけないやん。
俺、こんなに好きなの」
そう言って、ぎゅっとわたしを抱きしめてくれた。
強くて、優しくて、愛しくて。
勇太の胸に顔をうずめたまま声をかけた。
「ねぇ、勇太」
「うん?」
「大好き」
「・・・わかってる」
あ、いま照れてるな。
顔を真っ赤にした勇太が思い浮かんで、小さく笑った。