愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】

そして…
私は見てしまったんだ…


私のチョコを受け取ったのとは反対の手にぶら下げている可愛いピンクの紙袋。その中には、溢れんばかりの幾つものチョコが入っていた。


7、8個?
うぅん。10個はあるかな…
こんなに貰ってたんだ…


分かっていたはずなのに、やっばり悲しい。


落胆し、ゆっくり顔を上げると、意外にも彼はニッコリ笑ってた。


「へぇ~もしかして…これって、手作り?」

「えっ?あ、うん…」


すると桜井君は何を思ったか、私のチョコのラッピングをパリパリはがし出したから、さあ大変!!


「うおぉぉぉー…ダメ!!ダメ!!後で見てぇー」


慌てて彼の手を止めようとしたけど、桜井君はヒョイっと私の手をかわし、あっという間に箱を開けてしまった。


そして、期待を裏切らない桜井君の素直なリアクション。
大きく眼を見開き絶句してる。


あぁ…終わった…


「プッ…アハハハ…北沢…これ、マジ?」


涙を流しながらヒイヒイ苦しそうにお腹を抱え笑いこけてる。


そんなに笑わなくても…確かに、酷い出来だけど…
あぁぁ…この場から逃げ出したい…


再び下を向く私に「なぁ、北沢…来年は買ったヤツくれよな!!」彼は、そう言ったんだ…


「えっ?」

「だから、来年は手作りじゃなくて、買ったチョコにしてくれって言ってんだよ!!」

「…来年?」


意味が良く分かんない…


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