愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】

この子は…莉子ちゃんは…この年で自分を否定し、必死で母親を守ろうとしているんだ。


健気な彼女の想いに胸が熱くなり、私まで泣きそうになる。


それに香苗さんだって、本当は泣いてる姿を子供には見せたくないはず…うぅん。絶対、そうに決まってる。


「ごめんね…お姉ちゃんにも分からないよ。でもね、お姉ちゃんは莉子ちゃんが女の子で良かったよ。男の子だったら、こんなに一杯お話し出来なかったもん」

「うん…パパもママも女の子で良かったって言ってた…けど…おばあちゃんが…」

「おばあちゃんが言った事は気にしなくていいから…莉子ちゃんはこのままでいいんだよ」


私が彼女に言ってあげられる事は、このくらい…


「あ~ぁ、龍司おじちゃん、帰って来てくれないかなぁー…。パパはお仕事でいつも居ないから、ママがおばあちゃんにいじめられてる時は、いつも龍司おじちゃんが助けてくれてたんだー」

「えっ…龍司が?」


それって…私のせい?私が龍司と一緒に住むようになったから、香苗さんを助ける人が居なくなったの?


「真央ー!」


家の方から私を呼ぶ声が聞こえ、私は莉子ちゃんの手を引き玄関の前で手を振る龍司の元に急ぐ。


「真央、今日は帰ろう…」

「えっ…もう帰るの?」

「あぁ…母さんとは話しにならない。また今度ゆっくり話すよ」


疲れた表情を見せる龍司。やっぱり、私じゃダメだって言われたんだね…

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