愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】

麗子の顔がキリリと引き締まり、真剣な表情で私の眼を真っ直ぐ見据えた。


「私と沙紀と森本君が、真央と和弥を引き裂いたから…私達には、責任があるの」


麗子の言葉を聞いた沙紀の嗚咽が更に大きくなる。


「それって…どういう事なの?」


泣きじゃくる沙紀をチラッと見た麗子が一呼吸置き、ゆっくり話し出す。


「昔しの事だよ…高校2年の夏休み。真央達のクラスで海水浴があったの…覚えてる?」

「うん。覚えてるよ。でも私は、風邪で行けなかった…」


忘れる訳ないよ。和弥に初めて抱かれた次の日の事だもの。あの日、私は和弥からの連絡をずっと待ってた。けど、とうとう連絡は取れず、次の日、和弥は私に別れを告げ居なくなった…


「和弥は転校する事を真央に伝えたかったけど、真央の携帯は電源が入ってなくて連絡が取れなかった…それで和弥はね、真央に手紙を書いて沙紀に預けたんだよ」

「手紙?何の事?」

「海水浴の帰り、学校近くの駅で解散した後、和弥は沙紀に手紙を渡した。必ず今日中に真央に渡してほしいって言って…そうだよね?沙紀」


沙紀の体がビクンと大きく揺れた。


えっ…そんな話し…沙紀から何も聞いてない…初耳だ…



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