愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】

「私は、真央が和弥からの手紙を読んだ上で来なかったんだって…真央が和弥を振った…ずっと、そう思ってたんだよ…」


麗子の声が小さくなる。


「だから私は和弥の携帯に電話しまくった。もう一度、和弥と付き合いたかったから…けどその後、和弥の携帯が解約されて、真央がクラスの子達に和弥の連絡先を聞いていたの見て腹が立った。自分が和弥を振ったくせに、何やってんだろうって…

でも、私が大学生に振られて泣いてた時、真央も和弥に振られたって言ったでしょ?おかしいと思った…もしかして、真央が見送りに来なかったのには、何か理由があったのかもって…そして、私のせいで真央は和弥と連絡が取れなくなってしまったんじゃないか…って」


あぁ!!思い出した…そう…あの時、麗子が何か言い掛けたのを俊が邪魔したんだ…「麗子と話すな!」俊はそう言って私を睨みつけた。


「真央、この前、森本君から電話があってね…全部、何もかも聞いたよ」

「俊からの電話って…その事だったの?」

「うん。駅前で私が聞けなかった話し…森本君は沙紀に『この手紙は、真央には見せるな』そう言ったんだって…森本君は沙紀が和弥の事好きだって気付いていたんだよ。

これを真央に見せなかったら2人は別れる。沙紀は和弥と付き合えるかもしれない。そして自分は真央と付き合える。ってね」


「うそ…でしょ…」


そんな事って…皆して、私と和弥を別れさせようとしてたなんて…酷い…


怒りより悲しかった。私が信じてた人達が私を裏切ってたんだ…


その手紙を読んでれば…私が和弥の見送りに行ってれば…
私達は、こんな苦しい想いしないで済んだのに…


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