愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】
「どうして…?私と和弥が一緒に居る事が、そんなに悪い事だったの?ただ、和弥を好きになっただけなのに…」
止めどなく零れ落ちる涙が純白のドレスを濡らす。
「真央…」
龍司に抱えられ椅子に座ると、私は声を上げて泣いた。
和弥が恋しくて…和弥に触れたくて…この体全部が和弥が欲しいと泣いている。あの温かな指でこの涙を拭って欲しい。『もう泣くなよ』って呆れた笑顔を見せて欲しい。
和弥…あなたの側に居たい…
「真央…これ…」
激しく泣きじゃくる私の眼の前に白いモノが差し出された。
「和弥君からの手紙だよ…」
えっ…
驚いて顔を上げると、沙紀が震える手で私に白い紙を握らせる。
「何度も捨てようと思った。けど、どうしても捨てられなかった…今更、渡してもダメだよね。でも、やっと渡せた…ごめんね。ホントに…ごめんね」
「沙紀…」
「これを真央に渡せば、必ず真央は和弥君の見送りに行くと思ったの。だから…私、渡せなかった」
「私と和弥を別れさせたかったから?」
「…うん。この手紙には、和弥君の引っ越し先の住所も電話番号も…転校する高校までキッチリ書いてあった。だから私は進学する大学を和弥君の居る九州に決めて、和弥君に会いに行こうって思ったの。
和弥君と再会したのも偶然なんかじゃない…妹の美子ちやんと仲良くしたのも和弥君の側に居たかったから…」