愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】
森本君のキスは凄く優しくて、いつもの彼とは別人みたいだった…
「真央…好きだ…」
唇が少し離れるたび森本君は何度もそう言った。それはまるで、私の心に暗示を掛けている様で、思わず『私も好き…』と言いそうになる。
差し入れられた舌が口内でゆっくり動き、私の舌を絡めていく。いつしか私もその舌を自ら求め追い掛けていた。そんな自分に戸惑いながらも、もっと森本君のキスが欲しいという欲求を抑えられない。
和弥の時とは何かが違う。こんな気持ちになったの…初めてだ…
露わになった胸を鷲掴みにされても、ちっとも恥ずかしいなんて思わなかった。それどころか、今まで感じたことのない感覚に体が小刻みに震え出す。
「あぁ…っ…」
真っ直ぐ座っていられない…
堪らず後ろに倒れそうになり、両手を床につきかろうじて体を支える。
そんな私を満足そうに見つめてた森本君の口角をが少し上ったと思った瞬間、私の体は軽々と抱き上げられていた。
「このベットに寝るのは、一ヶ月ぶりだよ…」
「一ヶ月ぶり?」
「あぁ…真央と和弥が、このベットでシたと思ったら…寝られなかった…」
「じゃあ、どこで寝てたの?」
「床の上…」
「…うそ」
「大事な2人の為だからって、俺もバカだよな…こんな辛い想いするんだったら部屋なんて貸さなきゃ良かった」
意外だった。森本君って、そんな繊細な神経の持ち主だったの?いつも自分勝手で、他人の事など考えないデリカシーのない人だと思ってたのに…
私の中で彼のイメージがどんどん変わっていく。
森本君って、ホントは凄く優しい人なんだ…
でもそう思うと森本君に申し訳なくて、私は「ごめんね…」と彼の体を抱き締めていた。和弥を抱き締める事が出来なかった腕は今、別の男性を抱き締めている…
和弥の親友。森本俊を…