同期が急に変わったら…。〜将生side〜
その晩、
俺も疲れたらしく、
気が付いたらウトウトしていた。
なんとなく、
髪を触られている感じがしながら、
意識は薄っすらとしていた。
『将生、ありがとう。愛してる。』
ん?
いずみ?
意識がハッキリしてきた。
いずみが俺の髪を触りながら
なにやら呟いている。
『ずっと一緒にいてね。離れないで。』
へぇ。
こいつ、
可愛いこと言ってくれるじゃねーか。
寝たふりしてやればいいのか?
『ん〜。どうした?』
寝ぼけたフリをして
いずみを抱き寄せた。
『……ずっと一緒にいるから。』
『っ!』
『早く寝ろ。』
『……はい。』
そういうのは、起きてる時に言え。
ずっと離さないよ。