同期が急に変わったら…。〜将生side〜



『もう、寝よっか?』

『そうだな。寝るか。』




まあ、すぐには寝させないけどな。




寝室に向かういずみに

後ろから覆い被さってやった。




『なあに?重〜い。』

『黙れ。』

『なによ!あんたこそ、黙れ。』

『………。』

『ほんとに黙らないでよっ!』

『いずみ、ヤるぞ?』

『えっ。明日も仕事じゃん。』

『平気だろ?』

『………。』





ベッドの中で、

いずみを抱きしめた。





首筋のキスから、

鎖骨へ、

綺麗ないずみの身体にキスを続ける。




『あっ。』




いずみの艶っぽい声が漏れ、

同時に俺も熱くなる。





いずみの服を全て取り払い、

触り心地のいい

いずみの素肌に優しく触れていく。




『将生っ。あっ。んっー。』

『いずみ。』

『んっ。』





キスをして、

抱きしめて。






優しくいずみと一つになり、

俺の心も身体も

いずみで溢れていた。





『いずみっ。』

『あっーっ。』




何も身に付けずに、

そのまま抱き合って

長い長いキスをする。






『いずみ。愛してる。』

『うん。私も。』

『先に言ってやれなくて、悪かった。』

『ううん。全然。
あの時ね、
すっごく愛しくなってね、
急に言いたくなっちゃったのよね。』

『そうなのか。
もう、やめろよ?
どうにかなりそうになる。』

『どうにかって?』

『……。
オフィスで抱きしめたくなる。』

『あー、なるほど。』

『なにが、なるほど、だよっ。』





マジで、ヤバかったんだからな。

どうしようもなく。





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