同期が急に変わったら…。〜将生side〜


エレベーターの中で2人きり。




『いずみ、帰りに飲みに行くか?』

『やった!奢り?』



無邪気に喜ぶいずみ。



『あ?ふざけんな。』

『またまたぁ。奢りでしょ?』

『……。』



当たり前だ。

わざわざ言う必要はない。



『奢りね。行く行く。』

『ふっ。』




返事もしない俺に、

一人で納得して話すいずみ。



可笑しくて笑える。


こいつといると笑う事が多い。





早く飲みに行きたい。



けど、

その前に、

大事な仕事を済ませて来るか。




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