不良執事と仮面オジョーサマ。
二人でお茶を飲みながら録画したドラマを見る。この時間は好きだ。


ドラマが終わる頃には片桐もネクタイを締め執事モードだ。


「お嬢様、ピアノのレッスンの時間です」

時計を見ると六時近くて。

「もうそんな時間…」


重い腰をあげテレビを消して楽譜を持って。


「ごめん。五円チョコ食べさせて」

「……」

片桐も食べる?と聞いたら結構ですと断られてしまった。


なんだその目は。お嬢様が五円チョコ食ってんじゃねーよ的な目は。


お嬢様だって食べますよ。心は庶民ですから。
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