甘いのくださいっ!*香澄編追加しました*
あっという間に
一週間が過ぎて行き
約束の週末、
「ごめんね。
待たせちゃったかな?」
と、
今週も忙しくほとんど
社内で見かけることもなかった
坂下さんがそう言いながら
駆け込んできた。
坂下さんの指定した待ち合わせ場所は
最近人気の紅茶専門店で
茶葉が何十種類もある。
迷いながらも私は
ほんのり甘いピーチティを飲んでいた。
「大丈夫ですよ。
久しぶりにのんびりと
美味しい紅茶が飲めて嬉しいです。」
本当の事だからそう言うと
「そっか。良い子だね、胡桃ちゃんは。」
って、
また頭をポンッとされた。
っ/////////////
うぅ~
やっぱり、慣れないよ……。
私が顔を赤くしていることに
気づいているのかいないのか、
「さぁ、早速でかけよう。」
そう言うと、
伝票を手に持ちレジへと向かった。
「あっ、それ
私が飲んだーーー」
坂下さんが手早く会計を
済ませてしまった。
「すいません、お会計済ませて
いただいちゃって……。」
坂下さんにお礼を言うと
「何言ってるの、彼氏として
当然だよ、ああ、
まだ彼氏じゃなかったね。
お試し彼氏だっけ?」
と、
笑う坂下さんはやはり
王子様だよ。
「さてと、駐車場に
車置いているから」
と、カフェの脇にある駐車スペースに行くと
坂下さんの派手な外見からは
意外にも地味な色の
国産のハイブリット車が止まっていた。
「真っ赤なスポーツカーでも
期待した?」
「と、とんでもない。」
やだ、顔に出てた?
「とうぞ」
と、
助手席側のドアを開けてもらい
席に着いた。
少し走ると高速に入ったので
「どこに行くんですか?」
と、高速に乗った事に驚きつつも
平静を装い聞いてみる。
「そうだねぇ、
このまま二人きりで逃避行?」
と、言うと更にアクセルを
ぐぐぅーーっと踏み込んだ。
ひ、ひぃ~っ!
「胡桃ちゃん、大丈夫?」
「な、なんとか……。」
意外にも直ぐ高速を降りたのは
良かったけれど、
結構、ハードなドライブだった。
胃、胃が飛び出そうだよ……。
いつだって穏やかな坂下さんだけど……
運転すると……。
激しいよね……。
一週間が過ぎて行き
約束の週末、
「ごめんね。
待たせちゃったかな?」
と、
今週も忙しくほとんど
社内で見かけることもなかった
坂下さんがそう言いながら
駆け込んできた。
坂下さんの指定した待ち合わせ場所は
最近人気の紅茶専門店で
茶葉が何十種類もある。
迷いながらも私は
ほんのり甘いピーチティを飲んでいた。
「大丈夫ですよ。
久しぶりにのんびりと
美味しい紅茶が飲めて嬉しいです。」
本当の事だからそう言うと
「そっか。良い子だね、胡桃ちゃんは。」
って、
また頭をポンッとされた。
っ/////////////
うぅ~
やっぱり、慣れないよ……。
私が顔を赤くしていることに
気づいているのかいないのか、
「さぁ、早速でかけよう。」
そう言うと、
伝票を手に持ちレジへと向かった。
「あっ、それ
私が飲んだーーー」
坂下さんが手早く会計を
済ませてしまった。
「すいません、お会計済ませて
いただいちゃって……。」
坂下さんにお礼を言うと
「何言ってるの、彼氏として
当然だよ、ああ、
まだ彼氏じゃなかったね。
お試し彼氏だっけ?」
と、
笑う坂下さんはやはり
王子様だよ。
「さてと、駐車場に
車置いているから」
と、カフェの脇にある駐車スペースに行くと
坂下さんの派手な外見からは
意外にも地味な色の
国産のハイブリット車が止まっていた。
「真っ赤なスポーツカーでも
期待した?」
「と、とんでもない。」
やだ、顔に出てた?
「とうぞ」
と、
助手席側のドアを開けてもらい
席に着いた。
少し走ると高速に入ったので
「どこに行くんですか?」
と、高速に乗った事に驚きつつも
平静を装い聞いてみる。
「そうだねぇ、
このまま二人きりで逃避行?」
と、言うと更にアクセルを
ぐぐぅーーっと踏み込んだ。
ひ、ひぃ~っ!
「胡桃ちゃん、大丈夫?」
「な、なんとか……。」
意外にも直ぐ高速を降りたのは
良かったけれど、
結構、ハードなドライブだった。
胃、胃が飛び出そうだよ……。
いつだって穏やかな坂下さんだけど……
運転すると……。
激しいよね……。