甘いのくださいっ!*香澄編追加しました*
「っで、どうなのよ。
胡桃は良い訳?
まだ続けるの?公認二股。」
「香澄、声がでかいって。
それに止めてよ、その……
公認二股とか……。」
「はあ?なにいってんのよ。
あんた一人で良い男、二人も
独り占めしてるくせにっ。
私なんか、付き合ったって
ろくなのに当たらないわよ。」
この前の彼とは結局
完全に別れたらしい。
別のコンパで知り合った女の子と
二股かけられていたそうだ。
なので
私には尚更、当たりが厳しい……。
はぁ……。
こうなってくると香澄を
止める手だてはない。
その後も散々、
根掘り葉掘り聞かれたものの
何とか香澄をなだめて
居酒屋を後にして
家に帰ってきたんだけど……。
部屋で一人になると
今になって香澄の言葉が
妙に引っかかる。
ーーー結局、ユズさんって人の方が
大事なんじゃないの?
そうなんだよねぇ……。
あの時、サトルさん必死だった。
そりゃ、昔からの友達が
苦しんでいるんだから
当たり前なんだけど……。
だってさ、
普段は適当な事ばっかり言ってて
私にだって意地悪だし。
それに埋め合わせするとか
言ってたけど、メールの一つも来ないし。
デートがドタキャンになってるんだから
ちょっとくらい
一言あってもいいんじゃないの?
所詮、私なんてその程度の扱いなんだよね。
結局、試しで付き合ってるって
いっても、特にこれといって
恋人らしくデートとかもしていないし
大体、最初から私の事
気になるとは言ってたけど
好きかどうかよく分からないって
話だもんね。
見合い話を上手く断りたいだけだもん。
それに引き換え坂下さんはーーー
全力で気持ちをぶつけてくれる。
この前だって……
思われるって言うのは
幸せな事だよね
女性に取って……。
んー……
はぁ~
もう、何がなんだか
分からなくなってきた!
もう、寝よっ。
お肌に響いちゃう。
私はモヤモヤとした
気持ちをどうにもすることが出来ず
布団に潜ったものの
中々、寝付けず
結局、うとうとしたと思ったら
直ぐに朝を迎えた。
胡桃は良い訳?
まだ続けるの?公認二股。」
「香澄、声がでかいって。
それに止めてよ、その……
公認二股とか……。」
「はあ?なにいってんのよ。
あんた一人で良い男、二人も
独り占めしてるくせにっ。
私なんか、付き合ったって
ろくなのに当たらないわよ。」
この前の彼とは結局
完全に別れたらしい。
別のコンパで知り合った女の子と
二股かけられていたそうだ。
なので
私には尚更、当たりが厳しい……。
はぁ……。
こうなってくると香澄を
止める手だてはない。
その後も散々、
根掘り葉掘り聞かれたものの
何とか香澄をなだめて
居酒屋を後にして
家に帰ってきたんだけど……。
部屋で一人になると
今になって香澄の言葉が
妙に引っかかる。
ーーー結局、ユズさんって人の方が
大事なんじゃないの?
そうなんだよねぇ……。
あの時、サトルさん必死だった。
そりゃ、昔からの友達が
苦しんでいるんだから
当たり前なんだけど……。
だってさ、
普段は適当な事ばっかり言ってて
私にだって意地悪だし。
それに埋め合わせするとか
言ってたけど、メールの一つも来ないし。
デートがドタキャンになってるんだから
ちょっとくらい
一言あってもいいんじゃないの?
所詮、私なんてその程度の扱いなんだよね。
結局、試しで付き合ってるって
いっても、特にこれといって
恋人らしくデートとかもしていないし
大体、最初から私の事
気になるとは言ってたけど
好きかどうかよく分からないって
話だもんね。
見合い話を上手く断りたいだけだもん。
それに引き換え坂下さんはーーー
全力で気持ちをぶつけてくれる。
この前だって……
思われるって言うのは
幸せな事だよね
女性に取って……。
んー……
はぁ~
もう、何がなんだか
分からなくなってきた!
もう、寝よっ。
お肌に響いちゃう。
私はモヤモヤとした
気持ちをどうにもすることが出来ず
布団に潜ったものの
中々、寝付けず
結局、うとうとしたと思ったら
直ぐに朝を迎えた。