ホントの初恋
「日菜ー!」

笑顔であたしに近づいて来るのは
琴乃だ。

「よかった、一緒の部屋にしよ。」

琴乃からの嬉しいお誘い。

あたしの答えはもちろん決まっている。

「うん!」

嬉しい感情と共に
安心感が湧いて来た。

ちゃんと友達ができてよかった。

この学校に来る前までのあたしは
学校に対する不安に押しつぶされそうになっていた。


親はすぐ会える距離にいない。

友達だってそう。

同室の子どんな子だろ。

とゆう考えがずっと頭の中を
ぐるぐるしていたから。
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