ホントの初恋
授業の始まりを知らせるチャイムが
学校中に響き渡る。


「お前らー席につけ。」

そう言いながら、担任の男の人が
教室に入ってきた。


「じゃぁ日菜、またあとでね。」

琴乃はあたしとは少し離れた自分の席へ
戻って行った。


「俺はこのクラスの担任になった
 一瀬悠(イチノセ ユウ)だ。新任だからって
 なめるなよー。なめてたらテスト難しくするから
 よろしく。」

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