ホントの初恋
一瀬先生の第一印象は完璧だった。

「難しくするなよー」
「てか、若すぎ。」

みんながそれぞれに笑いながら
口々に言葉を発している。


特に女子生徒はみんなが一瀬先生に
見とれているようだった。


確かにかっこいい。

180cmはあるであろう長身に
短い黒髪。アイドルのようなマスクに黒縁の
眼鏡が良く似合っていた。


「先生何歳?」
「彼女いるのー?」

クラスの誰かがふとそんなことを聞いた。
< 6 / 49 >

この作品をシェア

pagetop