恋するイフリート
今にも食いついて来そうなイフリートの表情に思わずたじろいでしまう葵…。
そして、困ったような顔付きで、カリフを見上げた…。
『いくら願いを叶えてくれるとは言え…
こんな凶暴な奴、無理だよ…』
眉を八の字にして、うなだれる葵を黙って見ていたカリフ…
「…ふ~~む…、そうですねぇ…、確かに…、年頃のか弱いお嬢さんに、
イフリートは少々扱いづらいかもしれませんね…。
では、葵さん、私があなたに、イフリートを操る奥の手を
お教えしましょう♡」
「…何だとっ!?」
と、イフリート。


